私のホームグランドは高尾山です。 高尾さんから見る丹沢山塊はとても深くどこまでも続いています。
なかなか日帰りで登って帰るには距離があります。今回は4時起きし、塩水橋から6時に登りはじめました。
明るいうちに車のところまで帰ってこなければということで時間との勝負でした。
(丹沢山から蛭ケ岳への尾根道→鬼ケ岩にて)

   左はヒノキ林の登山道。右は丹沢山頂に立派でかわいい石碑 Mt.TANZAWA 1567.1mがみられる
朝のうちお天気は上々だった。
鹿よけのフェンスを乗り越えてヒノキ林をどんどん登って行く。
登り道は急である。

この分岐の標識をどんなに待ち遠しく登ってきたか、天王寺尾根だ。
立派な標識である。しかし登り口からここまで標識がなく、
赤いリボンは木に下がっていて大丈夫だったが、少なくとも登山口とこの標識との間にもう一つ欲しい。

丹沢の山はブナ林が美しい。
これまで、大山、塔ケ岳、大室山、檜洞丸に登って
今日この丹沢山と蛭ケ岳を登れば、達成感で満たされる。
秋にはまだ早い。
神奈川県で最も高い山は「蛭ケ岳」の1,672mとある、その山を目指してひたすら歩く。

丹沢山頂に建つ山小屋「みやま山荘」です。
ここでいつも山に登ると買うことにしている「バッチ」とポカリ
スェットを求める。TAN

水は2リットルとそれぞれ小さなボトルを携帯していたが足りないくらい、暑い日となった。
山頂は連休の谷間というのに人が少ない。
売店の人は手持ち無沙汰のように小説を読んでいた。
自分も定年になったらこんなアルバイトならいいなぁと思った。
15分の短い休憩を取る。

これまで山はいつも二人で登る。
今回はやたら力強い。この山行では彼女の勝ち。最後のねばりは立派だ。

休む間もなく丹沢山を後に蛭ケ岳に向かう。
これまでの苦労が報われる立派な尾根道に立ち
一歩を踏み出す。
せっかく登った道なのに、急な下り坂となって
誰もが思うように
もったいナ〜イ。
見晴らしがいいということは
丹沢の山がいかに大きくて深いかということが
理解できる。
神奈川県の水がめだ。
左側に見える山は大石山か。
ここまでは登り道でいっぺんとうで視界がまったくきかなかった。
尾根道に出れば今までの汗が報われる。
雲の流れも速い。
急な下り坂をおりて蛭ケ岳に向かう。
(丹沢山から蛭ケ岳への尾根道)

 
手前に見えるのは不動の峰。
やはり主脈だけあって、標識はいたるところに見受けられ安心して歩く。
蛭ケ岳へはササ原の中の細い道を。
登り下りの連続です。
お昼が待ち遠しい。早く目的地について、戻ってこなければならない
日が暮れた後のヒノキ林の急な下り坂は恐怖感もある。
   
左の写真は尾根道から丹沢山のほうを振り返って写す。
ブナ林が美しい。
右はおおきく崩れた山肌。

白い野菊が一面に咲いている。
この尾根で気がついたのはやはり立ち枯れの木が
多いと思った。
ミヤマつつじだと思うが断崖絶壁に立ち
酸性雨が上昇気流に乗り常時吹きつけられて
いるのが原因かも知れない。

 

 

山登りはお天気に大きく左右されます。今回は蛭ケ岳に到着しお弁当にしようとした時突然大粒の雨が振り出してきました。
山小屋の方は親切にどうぞどうぞ、この建物は神奈川県の持ち物ですからと大声で中へ入れてくださいました。
カッパ持参であった為大事は無かったが、山の天気はすぐに変わる。

テーブルの下に犬がクーンクーンと鳴いている。おなかをすかせているようでもなさそうで幼犬で甘えているようだ。
外には犬小屋がありもう一匹パルという犬がいるそうだ。
あいにく留守だった…。
 
Check Point 出発time

休憩

塩水橋 6:30  
登山口入口 7:00  
天王寺尾根 9:10 15
三峰分岐 9:50  5
丹沢山 10:05

15

不動ノ峰 11:15  
蛭ケ岳 12:30 30
丹沢山 14:30  
登山口入口 17:15  
塩水橋 17:35